ヤフオクに完敗

米イーベイ(eBay)は2002年2月、日本市場から撤退すると発表した。2002年3月末に日本語サイトを閉鎖した。日本法人イーベイジャパン(東京・千代田)は精算した。

出品数が少ない

eBayは米国では一人勝ちだった。しかし、日本では競合するヤフオク(ヤフー・オークション)に利用者が集中した。eBayは出品数が低迷した。

アンドロイドやTwitter(ツイッター)が登場する前

メルカリはまだ創業していなかった。そもそもスマホや携帯電話用のアプリがまだ存在していなかった時代だった。Google(グーグル)のアンドロイドや、アップルのiPhoneもなかった。Twitter(ツイッター)が登場する前の時代である。

イーベイは2002年2月28日、まず日本語サイトへの新規出品を停止した。既に出品されている商品については閲覧や入札を続行した。3月31日にサイトを全面的に閉鎖した。

落札手数料を完全に無料化

イーベイ(eBay)の日本法人は1999年10月に設立された。2000年2月にNECから30%の出資を受け、日本語サービスを開始した。

NECも逃げ出した

2001年7月にNECとの提携を解消した。2001年3月にはヤフーが有料化するタイミングを狙って落札手数料を完全に無料化した。てこ入れを目指したが、ユーザーのヤフー離れは起きなかった。運営コストだけがかさむ構造となっていた。

オークション売買総額は、アマゾンの売上高の三倍

米イーベイは1996年に設立された。落札手数料が主な収入源だった。2001年12月期の連結決算は、売上高が前期比74%増の7億4800万ドルだった。純利益は87%増の9000万ドルだった。

売上高は米アマゾン・ドット・コムの約三分の一程度だった。しかし、イーベイのサイトで売買された物品総額は、2001年10~12月期で27億3500万ドルだった。アマゾンの売上高の三倍近くに達した。実質的にはネット通販の最大勢力となっていた。

動画

eBay Japanの公式動画